ゆめっと京都









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平成23年度 活動交流事業「青少年団体を訪ねて」
  ゆめっと京都は、府内で活躍する青少年団体・グループを訪問し、活動内容や夢や悩みを取材し、その結果を基にして、各地域での活動報告会を開催することにより、青少年団体・グループを支援しようと考えています。
  青少年団体・グループの訪問取材の第2弾として、mocomococafe[モコモコカフェ]オーナーの黒野由里子さんに話を伺いました。
  第2回 mocomococafe

(Q)  mocomococafeの設立から現在までの歩みについて説明していただけますか。
(A)  もともとは手作りテント「モコ」で移動式カフェをしていました。2010年4月から、メンバー5人といろんな人からアイデアや技術をもらって、京都の御所南の町家を改装して、ゆったり寛げるカフェを開店しました。
その後も、手作りテント「モコ」での出張カフェも不定期で行いながら、島根県海士町とのコラボによるイベントや、「フリースタイルな僧侶たち」との共催による「朝一坐禅」、カラスマ大学の開催など、いろんなイベントの開催スペースとしても利用されています。
(Q)  現在の活動を教えてください。
(A)  「フリースタイルな僧侶たち」と「mocomococafe」の共催で、街中のカフェで気軽に坐禅を組むという新しい感覚のイベント「朝一坐禅」を開催しています。「朝一坐禅」の講師は、亀岡市にある日蓮宗法華寺三十五世住職を務める杉若恵亮和尚。三条ラジオカフェでの人気ラジオ番組「京都三条ボンズカフェ」のパーソナリティとしても有名です。
坐禅は、約30分、1本の線香が消えるまでです。お寺ではなく、街のいろいろな音が聞こえてくる中での坐禅というのも、面白いものです。坐禅が終わると、和尚からのお話を聞きながら、お茶で一服。その後、お粥、たくあん、お味噌汁をいただきます。最後に、交流時間を設けてあり、参加者は、順番に、坐禅で感じたことを発表した後、自由な交流を持ちます。毎回、予約を受付すると、すぐ定員15名に達する人気企画です。

また、モンゴルに旅行して持ち帰った移動式のテント「ゲル」を建てる出張カフェも開催しています。3月には、左京区一乗寺の畑にゲルを建てて、絵を描くワークショップを開催しました。早春の曇り空のもと、アーティストの一柳綾乃さんによるライブペイントと、自他共に認める雨男ヂサフィーノさんによるボサノヴァライブ。ゲルがほんのり春色になりました。
(Q)  これからの夢、ビジョンについて語ってください。
(A)  お店の都合で、3月末で、mocomococafeは、閉店することになりました。次の展開を模索中です。


(今回の訪問を終えて)

1月21日(土)、mocomococafeで開催された朝一坐禅に参加しました。ゆめっと京都の会員である曹洞宗さんの坐禅とは、座り方や、きょうさくの受け方など、違いがあって新鮮に感じました。また、3月10日のゲルワークショップにも参加し、ほっこりして来ました。
mocomococafeは、煎りたて、挽きたてのコーヒーも格別の味わいのお店で、ゆめっと京都による「活動交流ミーティング」でも使わせていただきました。オーナーの黒野さんの人柄に魅かれて、色んな人が集まり、新たなつながりが生まれていました。
3月24日のさよならパーティーには、黒野さんの友人が多く集まり、mocomococafeの閉店を惜しんでいました。

モンゴルの移動式住居は、ゲルと呼ばれ、中国語の呼び方がパオです。今回の記事では、当初の手作りテントを「モコ」と呼び、モンゴルから持ち帰られた物を「ゲル」と呼んでいます。

    取材日時    平成24年1月21日 8時から10時まで
                平成24年3月10日 13時から16時まで
    取材場所    mocomococafe(京都市中京区間之町通丸太町下る)
                京都市左京区一乗寺の畑
    訪問者      仲副代表
    対応者      黒野由里子(mocomococafe 代表)